先日、フェイスブックでご紹介いただいて、NHK-BSで、ラグビーのドキュメンタリー番組を見ました。
VICTORY ROAD 勝利への選択(1)「勝つために戦え 〜ラグビー 日本 対 スコットランド〜」
来月、NZでラグビーのワールドカップが開催されます。
日本は、1987年に始まったこのワールドカップ(4年に1回開催されます)に、これまで7大会連続で出場しています。
しかし、まだ1勝しか出来ていません。
実際、ラグビーというのは、団体競技の中でも、かなり番狂わせが起きにくいスポーツと言われています。
つまり、実力がないと、勝てない。まぐれで格上の国に勝つ可能性は極めて低いということです。
日本はニュージーランド、オーストラリア、南アフリカという南半球の3強、イングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズ、フランスという北半球の強豪国に、一度も勝ったことがありませんでした。
それが、この宿沢さんが監督になった日本代表、1989年についにスコットランドを打ち破ります。
勝利に至るプロセスとして、日本に足りないものは何か、日本が勝っているものは何か、これを明確にして、日本に絶対必要だと思われたタックル、スクラムの強さを求めて、そこだけに特化した選手選考をしたわけです。「そのポジションで、日本で一番うまい選手」を集めた集団ではなく、スコットランドに勝つためには何が求められるかが、選考の基準となりました。
うーん、このタックルとスクラムは、20年以上経った今も、日本にとっては大事なことです。
今、振り返ってみても、素晴らしい宿沢さんの戦略と思考プロセス。
55歳という若さで、亡くなってしまいました。とても残念なことです。
僕の大学ラグビー部の後輩の父親でもある、宿沢さんのスコットランドに対する勝利への執念、またその理念を受け継いでいる、元日本代表メンバーへのインタビュー、などなど。
50分の番組、あっという間に終わってしまいました。
さあ、来月の日本代表、ワールドカップでどんな姿を見せてくれるか!