今回の震災は、大地震、津波に加えて、原発の放射能ときたもんだ。それでもわが日本はきっと復活できると信じている。
でも、今回の津波によるインフラへの多大な影響、原発事故による電力供給不足、そして放射能に対する怖さから来る外国人の国外脱出(日本人もか)などなど、考えると、震災前の状態に復興するというよりは、新たな日本を作り上げていく必要があると思う。
短期的に今、やらなければならないこと、そして先を見据えて今からプランを熟慮しなければならないこと。
・たとえば、単純に東北の港を復興させるのがいいのか。断腸の思いで、水産業はもうやめてしまうのか。もしくは数多く分散している漁港をひとつかふたつにまとめて、集約化を行うか。
・住み慣れた被災地の町を復興するほうがいいのか。それとも、もう津波にさらわれたエリアは今後の津波に備えて、住宅は作らず、別の都市に思い切って、移住するか。
・今までのように国内だけで自己完結してきた業種もすべて、海外に打って出るべきか。たとえば、農業、水産業など、海外の最適地で行うなど。
僕が、実感したのは、今回震災があっても、じゃあ、日本は危ないから海外のどこどこに移住しようかとは、到底考えられないだろうなと思ったことです。今、日本に住んでいる日本人でそういったことを実行にうつせる人はどれくらいいるのでしょうか。
別にさっと国を捨てて逃げるのがベストではないけど、日本政府は、どうせ日本人はどうなったって、日本からは逃げられないのだからという考えが根底にあって、国政を行っているように思うのです。
だからこそ今、この未曾有の危機に際して、10年後、20年後を見据えて、どうやっていくのがいいのかを、ゼロベースで、集団知を結集して、考えていかなければいけないと思うのです。
決して、お上に頼るのではなく。
今の時代、こういうネットを介してつながることはできるのだから、きっと成し遂げられると思うのです。
電力にしたって、計画停電だけではないはずなんです、解決策は。
そめクリの日常