皆様、こんにちは。
新型コロナウイルスでは、振り回されまくりですね。
感染拡大予防、重症患者さんの発生を防ぐ、いろいろとみんなで努力をしていて、今があります。
幸いなことに、全世界からみると、日本の重症化、死亡は極めて低く抑えられているかと思います。
今までにない感染症の動きにて、様々な専門家が様々な意見を述べられておりますが、どれが正しいのか、これは、のちの歴史で振り返るしかないかと。まあ、一喜一憂しないことでしょうね。
ただ、現状をみてみると、当院のある川崎市。
新型コロナウイルスの第一の波は過ぎ去りそうです。
現時点でも、当院とも関わっている中核病院は、それはそれは、苦労も多いです。スタッフの感染リスクもあるし、院内感染を起こさないように必死に対応を続けています。
本当に頭がさがる思いで、感謝しかありません。
また当院も発熱外来と位置付ける時間分けをした診療を行って参りました。
が、ここ最近、明らかに発熱患者さんが減っています。
4月なかばくらいまでは、「あれ、怪しいかも。コロナ感染を考慮して対応した方がいいかな」という患者さんもしばしば来院されましたが、ほぼそういう患者さんもいらっしゃいません。
周囲の仲間の内科開業医のドクターに確認しても、概ね、同様の傾向です。
批判、反対を恐れずに言えば、現時点では、この界隈では、院内感染や濃厚接触者の感染判明がほとんどで、市中感染は極めて頻度が低くなっていると思います。
もちろん、だからといって、他人との接触をどんどん増やせ、というつもりはありません。
引き続き、感染拡大を食い止める努力は皆が続ける必要があると思います。
当院では先月なかばから午前は11時−12時、午後は15時30分-16時30分を発熱や上気道炎症状の患者さんに来院してもらう時間に充てていました。
が、今は、その時間にいらっしゃる発熱患者さんも激減している状況です。
ですから、当院では来週からタイトル通りにアクションします。
発熱外来の時間での区分けは、今週で終了です。
もちろん来週からも、受付の時点で発熱の患者さんはトリアージしてすぐに別室に案内するなどの対応は継続しますので、ご安心ください。
むしろ、最近は、慢性疾患の患者さんが心配です。
糖尿病の患者さんが軒並み、血糖コントロールが悪くなっている、高血圧の患者さんが体重が増えて血圧が上がってきているなどなど。
それに、新型コロナ以外の発熱を起こすような病気、具合が悪くなる病気もいっぱいあります。
そんな方が受診を抑えて、病状が悪化するということがあっては、本末転倒です。
本日も、このくらいの症状で病院に行っていいのか不安でした、という患者さんもいらっしゃいました。
待合室の座席の数を減らしたり、入り口のドアを開けたままにしたり、換気を徹底したり、アルコール消毒で拭き取りを行ったりなどのアクションは継続します。
ですが、感染のリスクを心配するあまり、もともとの病気が悪化することのないように、皆様、ご来院いただければと思います。
また、秋から冬にかけて、リスクがないわけではないですが、その時に向けて、さらなる対策は考えていきます。
皆様、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いします。
そめクリの日常